当団体でお伝えしている自然学校は、兵庫県で実施されている5年生の学校行事を示したものです。
ここ数日、本当に熱い日が続いています。
また、比例するようにコロナも爆発的に増え、今後の自然学校も期間が短くなったり、日帰りに変わったりなど、現在検討している学校も多く出てきています。
学校としては、「安全に実施したい!」が一番だと思っています。
親御さんとしては、何よりも心配。どう安全なのか、どこに危険があるのか、実施する価値を再度確認したいという気持ちも大きいように感じます。
子ども達としては、やはり3泊以上した子ども達からは、「やってよかった」「もっと行きたかった」など前向きな意見が多く聞けたように感じます。
そんな中、自然学校のベテラン、プロとして参加している我々ができることを
前期を振り返り、主要メンバー中心でふりかえりを行いました。
■今年度の特徴とその対策
・湿度が高く、粘りのある暑さへの対策、対応の徹底
(活動場所の工夫、水分補給、塩分補給、ふりかえりタイムの活用など)
・長期(3日以上)実施が増え、コロナ対策以外の健康管理の徹底
(汗対策、手洗い、体力や疲れも対応、身体の冷えやほてり対策など)
・野外炊飯では、いくつものコロナ対策を行い実施
(4日目以降の実施、手袋の使用、防災パックの使用など)
・新指導要領や令和の日本型学校教育の反映
(ふりかえりタイムの導入、個の学びと集団での学び、また全体への共有、一般化の意識)
今年度の大きな特徴としては、コロナの影響はあるものの
これまでの自然学校よりも【協働的な学び】の質への先生達の意識が非常に高いという印象を受けたこと。また、それにちなんだ個の学び、ふりかえりの時間確保、リーダー達の活用など
コロナによって<みんなで活動する>機会が減ったことで、より学校での<みんなで活動する(協働的な学び)>を重要視されているように感じています。
9月以降も、この流れを活かし、安全を前提とした学びのある体験学習が行われることを願っております。最終の方法としては、日帰りにすることはできますが、一生に一度の自然学校ぜひとも宿泊のある自然学校を体験させてあげたいと我々は望みます。そして、そこに対する情報共有、指導法、実践事例などの協力は惜しみません。
子ども達の感動体験、自然体験、集団活動体験のこの機会をできる限り、支援していきたいと考えています。
引き続き、9月以降も自然学校は続きます。
コロナへの意識はもちろんですが、この機会を十分に活かせる運営を期待しています。
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