2020年小学校では、全面的な指導要領の改訂が行われ、戦後最大と言っていいほどの方向転換を行いました。それは、世界の情勢、教育の変革、日本に生きる人たちのこれからを見据えたものだと感じとれます。
また、同じ頃に世界のあらゆる環境を変えてしまったコロナ…
今、教育業界は更なる変革を求められ、これまでの教育とこれからの教育の在り方を見直すきっかけになってきていると思います。
こうした変革は、学校支援の仕事や、自然学校、野外での活動、集団活動などに大きく影響をうけていて、これからの【人とのつながり方】【コミュニケーションの重要性】【個人の仕事の質】など社会でも評価される基準が見直されていくようにも思っています。
教育中央審議会が出した「令和の日本型学校教育」は、これまでの学校教育の教育スタイルだけでなく、さまざまな視点を外部から取り入れること、ICTなどを活用した個別最適化の動き、そこからの協働的な学びへとつながる流れが発表されています。
その教育の目的となる「人格形成」どのポイントも非常に興味深い内容でした。
体験学習の活動にもよく似た考え方があります。
集団における目的と役割からの【協働的な学び】→活動をふりかえることでの【個別最適化の学び】→個別課題、継続課題を意識した【継続的な学び】につなげていく
体験学習サイクルという考え方があります。
少しアプローチは違いますが、本質、目的としては同じものになっていくように思っています。
そのためにも、重要になっていくのが
◆ ふりかえりの重要性 ◆
令和の日本型学校教育の概要にも書かれているように、片方の学びだけでは学びは浅く、本当の意味でのちからにはなっていないように感じます。
そこで、現在進めているのが
【 令和のひょうご自然学校教育 ~学びを深めるためのふりかえり冊子~ 】
ワークシート型 、指導要領
事前学習、個別目標、班目標、自然学校全体の目標設定
個別成長の軌跡、プログラム別個別最適な学びにつながるふりかえりパターン
日ごとの成長とふりかえり
事後学習、学校につながるふりかえり(一般化)
将来の自分につながる未来プラン(キャリア教育) など
学びの一貫性をもたせる工夫や、最終的にすべての学びがつながるものなど、まだまだ課題がありますが、今年中には完成させて、関わる自然学校での導入を検討してもらえるようにしていこうと思っています。
また、学術的な視点も持ち、現場で進めやすくしていくためにも、アンケートの協力を求め、数値化した結果と根拠、その環境や方法などの情報を整理をして、再現性を高めていけるように、毎年、冊子もアップデートしていく予定です。
また、企業様のご支援も検討しており、経済的な負担が子ども達、家庭、学校にかかりにくいようにしていきたいと考えております。
いろいろな形での学校現場へのサポートを行うことで、先生がより教育に専念できる環境づくり、コロナ禍で、さまざまな体験が制限される中、子ども達が今を存分に堪能できる教育現場を目指していけるように願い、プロジェクトとして動き始めています。
完成しましたら、改めてご連絡したいと考えております。
たくさんの想いとたくさんのつながりで、よりよい学びの機会を創っていけるように☆
これからも邁進していきます。
ご支援、ご協力よろしくお願い致します。
マイスタンスコミュニケーション 代表 兼
ひょうご自然学校ふりかえり制作冊子プロジェクトリーダー 田村 豊
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